公開日 2011年02月24日
日本にはこんな言葉があります。「地震・雷・火事・おやじ」この言葉からも分かるように地震はもっとも怖いものとされています。しかも 日本は地震の多い国で、世界中で起こる地震の10%程度日本周辺で発生しています。
地震の起こる仕組み
日本付近は複数のプレート(岩盤)が接していて、図のようにプレート境界に位置しています。四国の南にはフィリピン海プレートとユーラシアプレート境界があり、プレートの沈み込みに伴って巨大地震(東南海・南海地震)が繰り返されています
過去の南海地震
過去の南海地震を次の表で見ると、九十年から百五十年くらいの間隔で繰り返し発生しています。
1605年 (慶長9年) | |
慶長地震 | M7.9 |
1707年 (宝永4年) | |
宝永地震 | M8.4 |
1854年 (安政1年) | |
安政南海地震 | M8.4 |
1946年 (昭和21年) | |
昭和南海地震 | M8.0 |
次の南海地震
徳島県は近い将来必ず南海地震に襲われます。
徳島市の蛭子神社には安政地震の教訓として「百度石」が建てられています。
この「百度石」には「百年ほど年代が過ぎた頃また地震津波があると言われる。
このためこの百度石を建てるのである。」と記されています。
百年に一度くらい起こる地震や津波を忘れないよう警告しています。
国の海溝型地震(プレートの沈み込みに伴う地震)の長期評価によると、
今後30年以内に次の東南海地震が発生する確率は60%程度、南海地震は50%程度と推定されています。
これらの地震が発生すると広い地域で激しい揺れと、太平洋沿岸には大津波が襲うことが予想されます。
激しい揺れや、揺れは小さくても長い時間ゆっくりとした揺れを感じたときは、津波のおそれがあるので、直ちに高台など安全な場所に避難しましょう。
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徳島地方気象台防災業務課 TEL088-626-0676