町長のご挨拶

笠松 和市

“持続可能な地域社会をつくる“

「持続可能な地域社会」を築くうえで、私たち人類にとって最も重要な課題は、第1に、地球環境で、特に温暖化は生物の生存に関わる大問題であります。にも関わらず我が国は、約2兆円の税金を使い不要になった物をゴミとして焼却埋め立て、大気、水、大地を汚染し、資源を無くし地球温暖化を促進、僅か50年~100年先が気候変動で見通しが立たない状況になっています。

あなたも持続可能な地球・地域社会を築くために上勝町が提唱するゼロ・ウェイスト宣言やゴミの分別資源化、くるくるショップや工房、資源回収法(仮称)、環境税など共有できる仲間になってください。

次に、過疎と少子高齢化の進展で最大の問題は未婚・晩婚化であり、本町は近年IUターンの若者が増えていますが、未婚晩婚者が多く、結婚、家庭、地域社会の1員として次代を担う教育に真剣に取り組むべく決意を新たにしています。

次に、経済雇用情勢ですが、FTAやEPAの締結による貿易の自由化、さらにTPPが議論される中、外国からの安い農産物や工業製品が大量に輸入され、円高等も加わり海外に工場移転をする企業が出始め、森林や農地の荒廃が進み失業や生活保護家庭が増え,デフレスパイラルの深刻な状況に陥っています。

上勝町はこうした国際社会に対応し2030年をまでに「持続可能な地域社会」づくりの基盤を築くため、これまでの経済社会=国民総生産(GDP)から幸福社会=国民総幸福量(GNH)へ発想を転換し、日本で最も美しい村(集落)を目指しています。「地域資源」を最大限利活用し「職場」をつくり、「住宅を整備」し地域に住むという「地・職・住」を推進し、地道に「緑の分権改革」自給力と創富力を高めてまいります。

未来の子供たちに、きれいな空気、おいしい水、豊かな大地を継承するために、ゴミの焼却を中止、地域資源を最大限に利用、紛争戦争、地球温暖化を未然防止する。環境、産業、エネルギー、年金、医療、介護、子育て支援、教育等の多くの課題を解決し「21世紀持続可能な地域社会」をつくるという、次代の展望を切り拓き、この美しい上勝町を後世に引き継いでいくため、「世界で最も美しい村」を目指した、ゼロ・ウェイスト政策を推進するための仲間を広げていきたいと考えております。

今後とも、より多くの皆様方のご意見、ご指導を賜りますようお願い申し上げます。

上勝町長  笠松 和市