公開日 2006年11月29日
1月は、大陸から高気圧が張り出し、日本の東海上には低気圧があって、西高東低の冬型の気圧配置となる日が多くなります。
地上天気図では日本付近で等圧線が縦じま模様のようにほぼ南北に並び、気象衛星では日本海に寒気の吹き出しに伴う筋上の雲が見られます。
このときの天気は、日本海側では雪や雨となります。徳島県の北部でも雪や雨となることがありますが、南部は乾燥した晴天となります。
徳島の気温変動
一月は、最も気温の低い月となります。しかし、徳島では昔ほど寒くなくなっています。
図は昭和15年から平成17年までの一月の徳島のの平均気温と冬日(最低気温が0℃未満の日)日数の経年変化です。
図中の太い折れ線は、年々の変動を滑らかにしたのものを示しています。 一月の徳島の平均気温は上昇傾向を示しており、100年当りの上昇量は3.6度となっています。
一方、1月の冬日(最低気温が0度未満)日数は減少傾向を示し、近年は0~8日となり、氷点下になることが少なくなっています。
このような気温上昇は、日本各地で現れています。これは自然な変動や都市化によるヒートアイランドに加え、温室効果ガス濃度の増加に伴う地球温暖化の影響であると考えられます。
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徳島地方気象台防災業務課 Tel 088-626-0676