公開日 2011年02月24日
世の中には「不眠症」で悩む方がとても多いようです。今回は、その「不眠症対策」についてのお話です。快適な睡眠が得られるよう、少し生活改善してみましょう。
趣味を持ちましょう
■「夜遅くまで起きていてもやることが無いから」と、早い時間に就寝していませんか。
■起きている時間を有意義に過ごすために趣味を持つことをお勧めします。読書や音楽鑑賞も良いでしょう。新聞をスミズミまで読んだり、何か物を作ったり、夜の長い時間の過ごし方を考えてみましょう。人生観を変えることができるかもしれませんよ。
■無理に眠ろうと努力しない
■睡眠は、眠ろうと努力して眠れるものではありません。眠れないときは「体が睡眠を必要としていない」と考えて、眠たくなるまで起きていましょう。眠ろうと努力せずに、「眠たくなったら寝よう」くらいに考えましょう。
■睡眠時間は「8時間以上寝ないといけない」と思っている方が多いようですが、そんなことはありません。6時間も眠れれば充分です。熟睡できれば、それ以下でも問題ありません。
「カフェイン」を控える
■カフェインの飲み物は覚醒作用があり、寝つきを悪くします。コーヒーだけでなく、紅茶、緑茶、ドリンク剤などを、夕方以降に飲むことは控えましょう。
手足を温める
■手足が冷えると眠りにくいものです。入浴しない日でも、大きめの洗面器やバケツに温かい湯を入れて、手足が温めてから布団に入ると寝つきが良くなるでしょう。
■特に、足を温める「足温浴」は効果的です。ぜひやってみて下さい。
電気毛布や電気アンカの使用
■冷え性の方は、電気毛布などを使って寝ているようですが、寝つきが良くなる効果はあるでしょう。しかし、電気毛布をつけっぱなしで寝ていると、自分で体温調整ができなくなります。電気毛布や電気アンカは、就寝前にしばらくつけておき、布団が温まったら、スイッチを消して寝るようにすると良いでしょう。
牛乳を飲む
■カルシウムには「精神安定作用・安眠効果」があり、寝る前に飲むと寝つきが良くなる効果がありそうです。
■牛乳を温めて、少し砂糖を入れても良いでしょう。
日中の過ごし方
■「夜、眠れない」という人は、昼間の活動量が少ない人が多いようです。体も脳も疲れていなければ、あまり眠たくなりません。快適な睡眠を得るためには、適度な疲労感が必要です。自分に合った程度の仕事をしたり、手作業をしたり、散歩をしたりすることも大切なことです。
安定剤や睡眠剤の服用
■不眠で悩んでいる方は、薬と上手に付き合いましょう。必要以上に頼りすぎることは良くありませんが、我慢しすぎるのも良くありません。前述のような方法を試してみても眠れないときは、あまり我慢しすぎずに薬を飲んで寝ましょう。薬の種類もたくさんありますので、自分に合った薬を主治医に選んでもらいましょう。
■薬を飲まなくても寝つけそうなときは、もちろん薬を飲まずに寝ることを勧めます。