体内の毒素を減らそう!    木下英孝

公開日 2011年02月24日

私たちは、普段の生活のなかで、さまざまな有害物質にさらされています。排気ガスなどで汚染された大気、化学肥料や農薬、食品添加物、タバコ、化粧品や毛髪染め、一般に使用されている洗剤や歯磨き、シャンプー、石鹸など。これらに含まれる有害な物質が体内に蓄積されると、動脈硬化やガン以外にも、ホルモンのバランスが崩れたり、原因不明とされている症状(頭痛、めまい、食欲不振、倦怠感など)をきたす可能性が考えられます。健康に生活するために、少しでも悪影響を減らす方法について考えてみましょう。

体に入り込む毒素を減らそう!



●食品添加物
・長期保存できる加工食品には、保存料、着色料、香料、甘味料、酸化防止剤など、さまざまな化学物質が含まれています。インスタント食品やファーストフードは、できるだけ控えるべきです。値段や便利さで選ぶのではなく、安全な食材を選びましょう。
●健康食品・栄養補助食品
・言葉の響きは良いのですが、健康に良いとは限りません。不足している栄養素を補助的に飲む程度ならまだしも、多くの種類の健康食品を摂取することは避けるべきです。できるだけ自然の食材から栄養を摂取しましょう。
●薬
・「薬は薬にも毒にもなる」「あらゆる薬に副作用がある」といわれます。薬は、本当に必要なもの以外は毒にしかなりません。主治医と相談して、本当に必要な薬だけを服用しましょう。
●芳香剤、香水
・「芳香臭の強い部屋にいると頭が痛くなった」という経験はありませんか。芳香剤や消臭剤も有害な物質を多く含んでいます。芳香剤に頼らず、換気を心がけましょう。
●タバコ
・タバコには約四千種類の化学物質が含まれており、発癌物質以外にも人体に有害な成分が多く、「タバコは毒の缶詰」ともいわれます。タバコの煙は避けましょう。

体内の毒素を追い出そう!



体内から毒素を追い出す経路としては、尿、大便、汗などがあげられます。水分を多く摂取すると、胃腸の流れ、血液の流れ、リンパの流れ、尿の流れが良くなります。一日に1.5Lくらいの「良い水」を飲むことをお勧めします(心臓病や腎臓病の方は主治医にご相談ください)。
水道水には、水の浄化や殺菌の目的でカルキ(塩素)が含まれていて、体に良くありません。「良い水」を飲む方法として、ミネラルウォーターなどを買ってくる以外に、次の方法を参考にしてください。
●浄水器:
・設置に費用がかかりますが、長い目でみると、ペットボトルで購入を続けるよりも安上がりでしょう。
●一度沸騰させた水:
・水をやかんで沸騰させて、やかんの口を開けて5分あまり沸騰させると、カルキをほぼ除去できるそうです。

・また、便秘は良くありません。腸内で毒素が発生し体内に吸収されます。できるだけ毎日お通じがあるように、野菜や果物を十分に食べて、体をよく動かしましょう。

健康な生活を送るためには、体に入ってくる毒素を減らして、体内の毒素を追い出すことが大切です。あまり神経質にならない程度に、できることから始めてみましょう。

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TEL:0885-46-0111